アラスカ フェアバンクス発 感動体験

 

 

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“ A Lot of Nothing ”

~ 第 5 回 : 冬の珍味!ナマズのようでナマズでない魚の肝 ~ 

 

 

恐らく冬にしか食べられない珍味中の珍味がこれです。

そう、これというのはバーボットという淡水魚のズバリ!レバーなんですね。

これだけで臓物好きの方は既にピンと来るでしょう。

日本でもちょっと気の利いた居酒屋でお目にかかれるあん肝の類です。

 

ある日、フェアバンクスに接して流れる凍ったタナナ川の上で出会った釣り師が

分けてくれた逸品です。

バーボットにはナマズのようなヒゲがあるので

今までてっきりナマズの仲間とばかり思っていたのですが

新聞にこの魚のことに関連したことを書くために改めて調べたところ

なんと淡水魚で唯一のタラの仲間なんだそうです。

 

その肝の新鮮なやつを飲兵衛の知人宅に持ち込み

さっと湯がいて酢醤油に浸し、ねぎを振りかけたのが今回の写真です。

お味のほうはと言いますと、まったりとして濃厚。

これはもう珍味にして絶品なんですね。

箸先でちょいとひとかけらつまむだけで

ビールに焼酎がすすむことすすむこと。

 

で、この肝をちくちくやりながら思い出したのが

去年の10月、

椎名誠隊長率いる「怪しい雑魚釣り隊」(「つり丸」連載)の伊豆キャンプに出かけた際の獲物、

カワハギです。

新鮮な刺身はやはり地元ならでは!

その絶妙な歯応えも去ることながら

なにより感動的に覚えているのは濃厚でとろっとした肝を使った軍艦巻きです。

 

いやあ、肝ってほんとうに美味しいですね。

手間と時間を要するため

バーボット釣り自体が非常に限られた人しかしない通好みの釣りなのですが

これを機に今年こそはと思いました。

 

バーボットの釣りがどんな感じなのか

私が「中日新聞」と「東京新聞」に連載しているコラム「アラスカに暮らす」で

二月中に掲載される予定ですので、そちらでご覧いただけたら嬉しいです。

 

北の空より。

 

2011年2月2日

かわうちまきえい

 

 

 

 

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