アラスカ フェアバンクス発 感動体験
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ネイチャーイメージ フォトエッセー
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~ Vol 58: 星の海 ~

天を仰ぎ見るとガラスの無数の破片を散らしたような星々の輝きがあった
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一度緩んだかと思った寒波でしたが すぐにまた寒くなりました。 もうかれこれ2週間以上も-30℃の冷凍庫の中にいる気分です。 そんな冷え込んだ夜は、放射冷却が進み晴れているのが通例ですが 星の輝きがひときわきれいです。 こんなにも沢山の星があったのかと驚きます。 じっと星の海を見つめていると 急にその海に飲み込まれそうな気がするときがあります。 どこまでもどこまでも、その海に落ちていくような。 そういえば、いつかどかで似たような感覚を味わった。 それは、幼き頃に雲が浮かぶ青空を見つめていたあの感覚と似ていました。 私は河川敷にいたのか、それとも草原なのか山の頂にいたのか。 とにかく、寝そべって空を見つめていたのです。 ふいに、体が地面から浮き上がり、空に吸い込まれいくような 青い海に落ちていくような錯覚を覚えました。 ただただ落ち続けて行くような。 体がぐいぐいと空に飛び込んでいくその感覚に恐怖を覚えた瞬間、 どすんと背中と足が地面に着地したようでした。 鼻先をなでるそよ風が、夏草の匂いを運んできました。 あの時の、不思議な浮遊感。 星の海を見ているとそんな幼き頃の体験を思い出したりもするのです。 ~北の空より~ 2011年1月16日 かわうち まきえい |
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